小児歯科・子供さんのお口の健康に関して皆さんから頂くことの多い質問をあげてみました。
よくあるご質問一覧
- Q 1.歯みがきはいつから行えばいいでしょうか?
- Q 2.歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。何か異常があるのでしょうか?
- Q 3.何歳から見てもらえばいいの?
- Q 4.2歳の子供にすでに虫歯があるみたいなんだけど、いつ頃から治療できるの?
- Q 5.キシリトールが歯に良いと聞くけど、なんでなの?
- Q 6.1歳の子どもが歯みがきを嫌がり困ってます。なにか良い方法はありますか?
- Q 7.矯正治療はいつから始めたらいいですか?
- Q 8.フッ素塗布が歯にいいと聞きました。いつから始めればいいですか?
- Q 9.3歳の子が歯ぎしりをするのですが、どうすればいいですか?
- Q10.子どもの歯はいずれ抜ける歯ですし、痛がらなければそのままでも良いですか?
- Q11.どんなむし歯予防の治療をしてくれるの?
- Q12.子どもが治療中泣きそう…。迷惑じゃないですか?
- Q13.子どもが歯医者さんを嫌がらない工夫はなにかある?
Q&A
Q 1. 歯みがきはいつから行えばいいでしょうか?
A.乳歯が生え始めたらはじめましょう!
生後6ヶ月をすぎる頃から、たいていは下の前歯から小さな乳歯が顔を出します。
しかし、0歳児ではなかなかきちんとみがかせてくれないのが普通です。
この時期は塗らしたガーゼや柔らかめの歯ブラシでそっと磨くか、むしろなでる感じでしてあげましょう。
まだ、ヨダレに浸ってむし歯にはなりにくい時期なので、汚れを取ることに神経質にならなくても大丈夫です!
ガーゼ・柔らかブラシなどを使うのは、異物を口の中に入れられたり、触られたりすることに慣れてもらうことが目的です。ここで無理をすると、この先「仕上げ磨き」で大変な思いをすることになってしまいます。
最初は、楽しく遊びながら歯ブラシに慣れさせましょう。
Q3. 歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。何か異常があるのでしょうか?
A.乳歯は、遅い場合は1歳3か月たってからようやく生えてくることもあり、生え方には個人差があります。
4歳近くなってようやく最後の乳臼歯がはえてくることもあり、それ以後まだはえてこないときは、レントゲンを撮って検査したほうが良いと思います。
そのまま生えてこないで歯ぐきの中で埋もれてしまう場合やもともと無い場合もあります。
Q4. 何歳から見てもらえばいいの?
A.生後6ヵ月~1歳にかけて下の前歯が生え始めます。
治療を嫌がるお子さんのほとんどは、口や口の周りを触られることがイヤなのです!
歯が生えてきたら、お子さんは歯医者慣れしながら、お母さんは正しい虫歯予防の知識を身につけて頂くために、お越し頂くとよいと思います。
Q4. 2歳の子供にすでに虫歯があるみたいなんだけど、いつ頃から治療できるの?
A.乳幼児の歯科治療は3歳前後からと云うのが一つの目安です。これはある程度の理解力がある、また、ある程度の忍耐力が備わっていると考えられるからです。
ただ、小さい虫歯であれば、お子様の発育度によっては2歳でも治療ができる子もいます。
一度お連れになってみてください。
Q5.キシリトールが歯に良いと聞くけど、なんでなの?
A.キシリトールには、虫歯菌が、歯を溶かす酸を作れなくする作用があります。
詳しくはこちらから
Q6.1歳の子どもが歯みがきを嫌がり困ってます。なにか良い方法はありますか?
A.暴れる子供にハミガキするのは大変ですよね。
スキンシップを兼ねてハミガキをしてあげれると良いです。お子さんの機嫌が良い時にやったり、お風呂に入っている時などにすると良いでしょう。
力加減や歯ブラシの固さはどうですか?知らないうちに可愛いお子さんのお口のなかを傷つけてるかもしれません。
一度、歯科医院で歯科衛生士の指導・チェックを受けるのも良いかもしれませんね。
Q7. 矯正治療はいつから始めたらいいですか?
A.通常、問題が無くても3歳になったら一度検診にお越し下さい。
受け口やデコボコは放置しても改善しません。治療開始時期によって使う装置が違ってきます。
すでに問題がある場合は早めの来院をお勧めします。
Q8. フッ素塗布が歯にいいと聞きました。いつから始めればいいですか?
A.乳歯でも永久歯でも、生えて間もないときは、フッ素の効果は高いので、歯が生えてきたらできるだけ早い時期からフッ 素塗布をしましょう。
しかし、フッ素を塗れば大丈夫なのではなく、大切なのは歯みがきの習慣やきちんとした食生活をすることです。
「カムカムクラブ」では、無料のフッソ塗布やむし歯予防についての詳しくご説明をいたしますので、むし歯になる前に早めに、フッソ・検診にお連れいただくと良いでしょう。
Q9. 3歳の子が歯ぎしりをするのですが、どうすればいいですか?
A.2歳代のお子さんや乳歯から永久歯に生え変わる時期のお子さんに、噛みあわせが安定していないため歯をこすり合わせて感触を楽しんだり、音をおもしろがってする歯ぎしりがみられます。
この時期の歯ぎしりでは、歯がすり減ったり、欠けたりすることはほとんどありません。
いずれ自然にやめるので心配はありません。
Q10. 子どもの歯はいずれ抜ける歯ですし、痛がらなければそのままでも良いですか?
A.確かに、乳歯のむし歯は痛くなく進行して行く事もあります。
むし歯が進行すると、歯が欠けてその後に永久歯の生えるスペースがなくなって歯並びが悪くなったり、乳歯の根の先に膿の袋が出来たりすると永久歯の歯の色が茶色くなったり、歯の表面がザラザラして生えてきたり、また、永久歯の生える方向が横向いたりします。
乳歯はいずれ抜けるからとほっとくのは、将来永久歯に悪い影響が考えられます。
また、乳歯のむし歯が多いとお口の中にむし歯菌が多く存在する事になり、生えたてのやわらかい永久歯が、すぐにむし歯菌に感染してしまいます。
乳歯の時からきちんと歯の治療をすることで、将来の健康な歯を手に入れることができます。
Q11. どんなむし歯予防の治療をしてくれるの?
A.来院されるお子さんの歯の生え方にもよりますが、フッ素塗布やシーラント、歯みがき指導、むし歯にならないためのアドバイスなどをします。
今現在のお家での様子をお聞きしながら、むし歯予防を目的に来院されるお子さん一人一人の状態・年齢にあった、予防の方法を歯科衛生士が詳しくご説明し、行っていきます。
Q12. 子どもが治療中泣きそう…。迷惑じゃない?
A.全然迷惑ではありませんよ。
むしろ、大泣きしてた子が、頑張って平気で治療出来た時、それは「歯科医、歯科衛生士をやっていて良かったなぁ」と思える時です。
すぎもと歯科には、小さいお子さんがいっぱいです。スタッフも慣れていますので、気にせずご来院ください。
Q13. 子どもが歯医者さんを嫌がらない工夫はなにかある?
A.いきなり歯を削るようなことはもちろんしません。
歯医者さんが初体験のお子さんには、まずは安心してもらえるように、「歯医者さんってこんなところだよ」と道具の説明をしたり、スタッフと仲良くなるようにしたりしています。
痛くない処置(歯磨き練習・おいしいフッソ) などから始めて、慣れてもらうようにすすめていきます。
治療は、お子さんとのコミュニケーションが取れてから、その延長として行うようにしています。